DS-01 フルドライスーツⅠ商品説明 下半身編です。
下半身はとくに長年高品質なウェーダーを作り上げてきたリトルプレゼンツの技術が遺憾なく発揮されてます。
まずはお尻。ここはどこのメーカーでも当然補強されています。ただ、DS-01 フルドライスーツⅠは補強の仕方は他社とちょっと異なります。他メーカーの補強はほとんど(私が知る限りLP以外全てのメーカー)が生地を重ね合わせての補強です。だいたいボディーに使われている生地の上に一枚生地を重ねるといった方法を取っています。
対してDS-01 フルドライスーツⅠはボディー部分とは異なる強化生地(5レイヤー)を使いお尻の部分を強化してます。
なんでそんなことをしているかというと、生地を重ね合わせると、重ねた生地と生地の間に水分が進入して生地が乾燥しづらくなります。透湿生地は水分と紫外線が大敵で何時までも濡れた状態で置いておくと生地を痛めるので、使用後は汚れや塩分を洗い流して良く乾燥させるのが長持ちの秘訣ですが、生地を重ね合わせて使用するとどうしても乾燥しづらくなり(塩分も落ちづらい)、生地を痛める原因となります。
他のモデルは生地を重ねた部分に水抜き穴を付けたりして対処していますが、やはり乾燥しづらいうえ塩害などで生地は痛みやすい状態で酷使されることになります。
そういった状態を防ぐために、DS-01 フルドライスーツⅠは通常ではなかなかコスト的に使用しづらい高価な5レイヤー(厚手で耐久性がある)生地を使用して重ね合わせることなく強化を計っています。
お次は足の部分。
膝部分の縫い目が中央にあるのが分かりますか?これもウェーダーで培ったLPならではの技術です。
ウェーダーは長い間使用していると膝の内側が擦れて生地が傷んでしまいます。縫い目が膝の内側にあることが原因のひとつで、これを防ぐために縫い目を中央に持ってくることで耐久性が格段に上がるんです。
某有名海外メーカーの社長が日本を視察に訪れた際に日本の有名販売店を訪れ、店で一番売れているウェーダーはどれだと問い、LPのウェーダーを教えると購入して帰り、後にそのメーカーのウェーダー膝の縫い目がセンターになった逸話があるぐらい機能的に優れたアイデアなんです。
ちなみに、私もそうですけどぺダリスト(足漕ぎカヤック)にはとても嬉しい機能です。
立体裁断も徹底的にテストを繰り返し「フィットしながら突っ張らない」を実現しています。私もはじめてLPのウェーダーを履いたときはビックリしました。フィットしているのに動きやすく歩きやすい。仕舞いにはしゃがんでも突っ張らない。
DS-01 フルドライスーツⅠではさらに座った状態でこれを実現するために最適なデザインが施されているので、「ちょっと突っ張るからワンサイズ上」を選ぶ必要がありません。
ソックスも透湿素材を使用して足元の蒸れも防ぎます。どうしても足元は酷使され痛みやすいため、ネオプレーンソックスが標準装備となります。ネオプレーンソックスを被せることで蒸れを防ぎ、耐久性も高めます。使用後はソックスを外しメンテナンスや乾燥も容易におこなえるようになっています。
以上ご説明させていただいた機能は、実際に現場で使用しているうちに自然と生まれる不満やアイデアに耳を傾けてメーカーが形にして出来上がったものです。
あたりまえって言えばあたりまえのことをしているだけですね。
でも、あたりまえのことを、あたりまえに行うのが案外難しいんです。
もの作りに限らず・・・
アタリマエの、イイモノを。
リトルプレゼンツ(LP)のキャッチフレーズです。
このキャッチフレーズは、このメーカーの製品を使ってみるとうなずけるんです。
リトルプレゼンツ リトルオーシャン DS-01 フルドライスーツⅠ
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